バーフ理論 〜進化に基づいた生食プログラムとは?〜

犬の食餌の変化
↓ BARF(バーフ)とはいったい何でしょうか?
BARFとは...
  • Biologically Appropriate Raw Food(生物学的に適切な生食)
  • Bone and Raw Food(骨と生食)
  • Best Aussie Raw Food(オーストラリアの最高の生の食餌)
の頭文字である・・。

犬の祖先といわれているオオカミの誕生が4000万年前、彼らの食餌内容は草食動物を主に摂取しており、肉、骨、内臓、内臓の内容物(草食動物が食べた未消化の植物、バクテリアなどの微生物)が中心になっていました。

オオカミから進化した犬が、人間の周りで暮らし出したのが、12,000〜15,000年前。
彼らの食餌は、狩猟をして得た獲物から、人間が出すゴミや野菜、人間の糞などに移り変わっていきます。人間と共存する事を覚えた犬たちは、雑食性となり、今の犬の原型が形づくられました(加熱した穀類などではない、生の食物が中心)。

人間のブリーディングによって犬種が固定化され始めたのが、2000年前。この頃から穀物の摂取がはじまりました。そして、現在の加熱された穀物が中心となったドッグフードが誕生したのは、わずか70〜80年前のことです。

4000万年の進化の歴史のなかで考えれば、いわゆる「犬」の歴史でさえ、わずか2000年、ドッグフードの誕生にいたっては70〜80年前と、つい先日の事と言えるでしょう。

この事を、生物学的な見地に立ってみた場合、犬にとって適した食餌とは何なのか・・・?
明らかに『生食』こそが、犬の体内の生理学的な欲求に適した食べ物であり、加熱した穀物が中心となった食べ物を与え続ける事が生体にいかに大きなダメージをもたらすのか・・・という事を分かっていただけるはずです。

↓ バーフの食餌プログラムの基本原理
ペットの健康、寿命、身体活動、そして繁殖能力(繁殖を考えている場合)において遺伝的可能性を高めたいと考えるのであれば、出来る限り進化に基づいた食餌を真似たものを毎日与えなければなりません。進化に基づいた食餌から逸れれば逸れるほど、健康問題をより引き起こしやすくなります。

つまり穀物に基づいた現代のペットフードの研究が十分に施されていたとしても、それを与える事が多大な健康問題を引き起こす原因となっているのです。健康を促進する事の出来る、進化に基づいた食餌の特性と、ペットフードの特性が適合する事はまずありえません。

我々自身がペットの食餌の基本を進化に基づいた食餌に切り替える事が出来れば、当然ながら健康を促進する最適な食餌をペットに与える事が出来ると言えるでしょう。

↓ バーフ・プログラムは革新的というよりも進化的なものである
バーフ・プログラムは何百年にも渡ってペットが食してきた食餌が基本となっているため、根本的なものを変えることは出来ません。

わずか60年から70年前に加工されたペットフードが導入され、その時に伝統的な食餌方法が使われなくなりました。それが今生物学的に適切な食餌方法として実際に戻ってきたものがバーフなのです。

↓ 野生の祖先が食してきた食餌を与えなければ、ペットの体は機能不良を引き起こす
適応という手順を踏むことなく、進化に基づいた食餌が強制的に断ち切られ、加工されたペットフードに切り替えられたことにより、ペットは計り知れない生物学的ダメージや体の崩壊に見舞われてきました。これは今日でも続いています。

加工されたペットフードを数十年間食するだけでは、ペットの基本的な生理機能を変えることは出来ません。このような急激な変化は、生物学的に考えても不可能なのです。

しかし、ペットがバーフを食べ始めると素晴らしい健康状態に戻り、常に受けていた獣医師の診療も減るという朗報もあります。

↓ バーフを作るのは至って簡単である
肉類、骨、野菜、また内蔵など、購入可能なものは何でもそのまま生の健康食材として使う事が出来、野生動物の食餌を真似ることが出来ます。多くの食材は近くのスーパーマーケットで見つける事が出来るでしょう。

またビタミン、必須脂肪酸、プロバイオティック、ケルプ、粉末状のアルファルファ、その他様々なハーブなどのサプリメントを加える事により、更に栄養価の高い食餌を作る事が出来ます。

ハーブの食餌の基本となる簡単な進化の原理を一度理解すれば、バーフを与えるのが簡単だという事に気づくでしょう。

↓ バーフは最高の健康状態を促進する
バーフは病気になる可能性を最も少なくするだけでなく、成長、健康、繁殖、そして寿命を最高の状態に促進してくれます。 バーフを食べているペットは、歯科疾患、皮膚疾患、耳疾患、眼疾患、腸疾患、腎臓疾患、心臓疾患、膵臓疾患、肝臓疾患、そして免疫系障害にかかりにくい傾向があります。

感染症や変性疾患にかかる確率も大幅に減少して楽しい生活を送れるようになり、また癌の発生率もほとんどなく、このような健康状態はかなり高齢になるまで続きます。

バーフの食餌は遺伝子上可能な限りの完璧な状態までペットの体を成長させることが出来るのです。

↓ バーフを世界に広げた本
バーフ・プログラムは「Give Your Dog a Bone(犬に骨を与えましょう)」という最初の本が1993年に出版されたことにより、世界に広く知られるようになりました。
バーフはブリーダーや飼い主からたちまち受け入れられ、現在ではドッグフードを主に与えている人達にも深く浸透してきています。健康を気遣う飼い主が現代のペットにかなり変性疾患が増えている事に不安を抱き、その結果見事にバーフ・プログラムを取り入れるようになりました。その数は今でも増え続けています。

1990年代の初期以来、飼い犬や飼い猫のための革新的な食餌プログラムは、オーストラリア、ニュージーランド、英国、ヨーロッパ、そして北アメリカにまでも広がりました。健康面において驚くほどの改善振りを見せた生食は、厳しい意見を発言するサポーターの期待をも上回るほどに流行したのです。

↓ 進化に基づいた食餌の何がそんなに『魅力的』なのか?
これに対する答えは簡単です。
どんな機械でも正確に作動させる為には、製造業者が勧める燃料、潤滑油、そして予備部品が必要であり、不適切な物を使用すると誤作動を引き起こします。

ペットの体も同じ原理で働き、進化に基づいた食餌を必要としています。
これはペットの体内の工場主が勧めている物であり、健康、寿命、そして繁殖能力を最大限に高められるのは進化に基づいた食餌しかありません。

↓ 遺伝の発症を最低限に抑える?
バーフを妊娠中の動物に与える事により、適切な頭数を出産し、子は健康で寿命が長く、精神的に安定した大人へと成長します。ドライフードが与えられている母犬と比較しても、バーフが与えられている母犬は生涯にわたってより健康な子を出産する事が出来、バーフが与えられているオス犬の場合には、年老いても健康で繁殖能力を維持します。

作業犬、レース用の犬、また活発な犬にバーフを与えると、遺伝的潜在能力を極限まで引き出す事が出来ます。病気にかかったペットもバーフを与えられる事により、健康状態を取り戻す可能性が高くなり、年老いた犬の場合には食餌をバーフに変えると『若返ります』。

室内のみで飼育されている避妊・去勢された犬猫の場合には、バーフを与えるだけで素晴らしい健康状態を保てる事がわかりました。それだけでなく幸せで活発に活動するようになり、明るく機敏でそして精神的に安定した家族の一員になる事が出来、また問題も起きにくく、この状態が変わることなく長い生涯続きます。