以前より商品化したかったブラックバスやブルーギルを求め琵琶湖に浮かぶ有人島:沖島へ・・・。外来種である彼らは生態系を乱す魚として日本各地で問題に なっており、琵琶湖でも鮒ずしの材料、ニゴロブナを捕食するなど地元の産業に大きな影響を与えているようです。ここ数年は被害を抑える為に国(県)が助成 金を出して捕獲し魚粉などに加工しているみたいです。他にも人用の食材として活用しようと各地でチャレンジしているようですが、盛り上がっていないのが現 状みたいですね。
今回の沖島訪問の目的は・・2~3年前に沖島漁協が開発した犬猫用のおやつに関する商談(現在は手間とコストが合わないという事ですぐに製造中止)。もう 一つは、材料としての提供が可能かどうか?という事。交通のアクセスが悪く、島には2時間ほどしか滞在する事が出来ませんでしたが、漁協長からは、ざっく ばらんにいろいろな話を伺う事が出来ました。途中、2年前に作ったおやつの残りを冷凍庫から出してきてくれて・・真空パックで冷凍保存なので、状態は良 く、自分でも食べてみましたが、塩気も全く無く(当たり前?)、噛めば噛むほど魚の旨みが出てきて、まさに素材のままって感じでした。製造方法は、ブラッ クバスとブルーギルの頭と内臓と鱗を手作業で取り、ミックスミンチして棒状に伸ばし(つなぎ無し、無添加)、乾燥室で4日間乾燥させる・・・タウリンたっ ぷり、ビタミンEたっぷり、高タンパク、カルシウム豊富!あ~絶対、いいよ、すばらしい!まさに自然の恵みです!
今回は製造の再開と素材としての提供・・2つ方向性を検討していただけるようお願いして、帰途につきました・・・。何とか商品化出来るよう動いてみようと 思っています(商品サンプルをもらって来たので、10月17.18日に参加予定のPET DAY・表参道に持っていくつもりです、食べてみたい方は声を掛けてくださいね)